物語 反オレンジ計画

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目次

⚫️物語   反オレンジ計画 開始
⚫️物語 新大本営 軍改善掌握迄の経緯
⚫️物語   枢軸戦費調達計画
⚫️物語 軍基地 軍需工業地帯 住宅団地

⚫️物語 反オレンジ計画開始


 *  19世紀末 米総合格闘技で完全無双していた 主人公の曽祖父 桐谷剛三が武術と同じ秘法で人心掌握力で 当時の米政財界に浸透して行き、其処で情報を集めて 1940頃 日本が世界から孤立して、袋叩きに嬲り殺しに遭う可能性を掴み取り 1900年頃から 反オレンジ計画を 個人で開始する。 
   1910年までは 将来の新大本営の基礎づくり 1911年からは 国家の大改革の為に、世界金融から融資を受け 利益を順調に出して 返済し 信用をつけて 
   1940年迄に トータルで24億$の融資を受ける事にに成功し、重化学工業の基礎を確立・育成に勤めた。        





《1》 日本の国力大幅に強化、
重化学工業、軍需生産基盤、軍事技術、戦略・戦術体系
 ①米オレンジ計画元案を入手
1895年露・仏・独 の三国干渉 により、遼東半島を軍事力で中国に返還させられる、 世界の軍事バランスの強力さ
  ②太平洋に於ける 米国の進出
ハワイ・グァム・フィリピン と勢力圏の西進
  ③中国門戸開放
   米国の中国市場への進出明確化 日本は巨大経済国家の脅威に対抗開始     将来的米との利害の衝突予測
  ④英米との戦争回避
将来的に 日本を完全征服への動き察知 
  ⑤対策として
損害・時間・兵員・艦艇・航空機・日本本土侵攻予算 を大きくし厭戦・反戦・講和 への道筋をつける
  ⑥トータル24億$融資への行動開始 
初期 2億$を借入 それを元に利益を出し 順調な返済に
信用をつけて 計画的に重化学工業の基礎・発展を促す
  初期融資 →   重化学工業基盤への投資 →  10年目からの利益発生
 → 返済開始 →  信用上昇 →  更なる大きな融資受ける →  再度新重化学工業への投資 →  更に順調な返済 40年間でトータル24億$借入成功  
  ⑦融資先
製鉄 発電 送電 鉱山 石炭 港湾 鉄道 商船 造船 工作機械
化学工業 電気 精密器械 自動車 航空機 石油精製 工業教育

《2》初版(亜史実世界)と現実(物語世界)の国力差
GDP      1.8倍
工業製産     2.1倍
電力       2.5倍
鉄鋼       2.4倍
化学工業     3.1倍
工作機械     3.5倍
造船       2.5倍
自動車      9.7倍
航空機      2.3倍
弾薬・火薬    3.5倍
軍需動員力    3.4倍
 トータル軍需産業能力 約3倍






⚫️ 物語 新大本営 軍改善掌握迄の経緯


   
新大本営 →  下部組織 浸透 軍乗獲経緯


《
1》基本設定

桐谷剛三の 反オレンジ計画 西暦1900年
開始 →  1910頃 新大本営組織
確立

新大本営 
1910年組織活動開始。

( 但し 新大本営 という名称や組織そのものは、軍内部には表立って存在
させない )

目的は秘密結社的に軍人を勧誘することではなく、

「あの人なら信用できる」


「この人の下ならまともに働ける」

と思われる人物を軍内部に少しずつ増やし、
30年間かけて軍組織そのものの性
質を変えて行く形式。

1940
年1月に突然革命を起こすのではなく、

1910
―  1939年  の30年間に,最下部(二等兵)から実質的な支配を完成さ
せ、
1940年1月には首脳部を交換するだけで新体制へ移る



《
2》桐谷倍達の役割

桐谷剛三長男 桐谷倍達(1875年生)

1908
年 陸軍大学校首席卒業

卒業時は大尉

  • 参謀本部
  • 陸軍大学校
  • 司令部参謀
  • 海外勤務
  • 軍中央
        などを
経験 軍内部に於ける新大本営側の中心人物と成る

倍達は軍内部では公然と
「桐谷派」という物が言われる様に為って行く

倍達派=新大本営 ということは 可成(かなり)時を経ないと認知され
ない。
「倍達派」と「新大本営」は別物
軍内部では、

「桐谷倍達に近い人間」

「倍達閣下に評価された人間」

という意味で「桐谷倍達派」が知られている。
 しかし、一般では 新大本営の本当の目的 不認知状態

《3》人材は三層に分ける。

核心層

数十人程度

新大本営の存在と最終目的まで知っている。
 
① 協力層

  千人程度。

倍達を中心とする軍改革勢力が存在していることは知っているが、
1940年の政権掌握計画までは知らない。
 
② 信望層
 
 数万人

「倍達系の人間は信用できる」と認知している軍人達

  構造的に 勢力が巨大になる迄 秘密維持
 

《
4》浸透は二等兵から始める

新大本営は思想教育から入らない。

兵卒にとって重要なのは、
  • 食事
  • 装備
  • 衛生
  • 休養
  • 家族
  • 公平な評価
  • 理不尽な制裁を停止させ
新大本営系下士官・若手士官
  • 私的制裁を嫌う
  • 病人を無理に訓練させない
  • 兵の家族事情を考慮する
  • 装備不足を放置しない
  • 功績を横取りしない
  • 無意味な精神論を避ける
     を徹底 兵卒から 「○○軍曹なら信用できる」 好評判 自然発生

《5》能力のある兵卒を選抜
二等兵・一等兵の中にも、
  • 機械に強い
  • 数字に強い
  • 人をまとめられる
  • 後輩の面倒を見る
  • 自動車・通信・整備などに適性が在る者達を選抜
新大本営
営系下士官 それらを優遇

上等兵
→ 伍長 → 軍曹 → 曹長 へと引上

有能で在るが埋もれている人物を拾う 真の公平

「腐らず働いていれば誰かが見ている」

   と云う評判が軍内部拡散



《6》「信用の連鎖」で 勢力増大

倍達が選抜した 軍人が更に 有能軍人を選抜する

倍達


↓

信頼する佐官
↓
其の佐官が推薦する大尉
↓
其の大尉が評価する中尉
↓
其の中尉が信頼する軍曹
↓
其の軍曹が発見した優秀な兵

       と云う形で増殖

「信用できる人が信用した人間」
      と云う軍内の拡大  

《7》.人材評価の基準


① 旧大本営
  • 勇猛
  • 忠誠
  • 精神力
  • 難関試験突破人材
  • 上官への服従 
  •          の 重視
② 新大本営
  • 判断力
  • 数字
  • 兵站
  • 技術
  • 損害への感覚
  • 部下の扱い
  • 失敗を正直に報告する能力
  • 撤退判断
  • 組織間調整能力
         の重視  

《
8》失敗より 失敗の後始末 有能者を潰さない

新大本営系では、

失敗 其の物よりも、

失敗を隠す事を最大限に問題視
   例 若い大尉が演習で失敗
「原因を説明できるか」

「二度遣らなければ 問題亡い」
隠蔽こそ最大の処罰標的  失敗隠蔽者は徹底的に排除 「倍達派は厳しいが理不尽ではない」        と云う信用発生  

《
9》地味な部署を重視

第二次世界大戦で本当に重要になる、
  • 輜重
  • 鉄道
  • 自動車
  • 通信
  • 衛生
  • 工兵
  • 航空整備
  • 気象
  • 燃料
  • 経理
  • 港湾
  • 軍需
  • 技術研究

などに
優秀な人材を配置

初版(亜史実世界)で軽視された部署  
1940年代になると、其れ等が戦争遂行の核心へ
 

《
10》1920年代以降「優れた部隊」増加

新大本営系の人物が担当する部隊では、
  • 事故が少ない
  • 病人が少ない
  • 脱走が少ない
  • 射撃成績がよい
  • 装備管理がよい
  • 食事が比較的よい
  • 兵の教育水準が高い
という
結果を出す。

旧大本営側から見ても、
「考え方は気に入らないが成績は良い」 ため排除しにくい。  

《11》
中間層を握る

最初から将官を大量に取り込む必要はない。

重要人物
  • 課長補佐
  • 参謀
  • 副官
  • 技術主任
  • 分隊長
  • 班長
  • 曹長
  • 先任下士官
  • 教官
   など 上層部が命令しても、 其の命令を具体化実行者 新大本営系へ  

《
12》1930年代には人事評価を握る

次第に、
  • 陸大受験推薦
  • 昇進推薦
  • 転属
  • 学校派遣
  • 技術教育
  • 参謀職への登用
   
  徐々に 新大本営系 関与
すると旧大本営首脳の思惑での昇進が難行
勤務評定・専門適性・配置上理由 通らなくなる。 旧大本営は、命令権は持っているが、人事操作力喪失



《
13》有能旧大本営派軍人 不排除

旧大本営派でも、
  • 航空の名手
  • 砲兵専門家
  • 技術者
  • 暗号専門家
  • 艦艇運用の名手
   能力のある者は利用するが政策決定権は与えない。新大本営の原則は、 「能力は使う。思想に権限は与えない。」  

《
14》危険旧大本営派 処分 左遷
処刑や粛清ではなく、
  • 軍学校
  • 教育機関
  • 軍史編纂
  • 顧問
  • 後方監督
  • 海外武官
  • 名誉職
  • 予備役
などに
回す。
旧大本営人材消滅ではなく、権限消滅  

《
15》旧大本営が気付く頃には遅い

1930
年代半場 旧大本営首脳 桐谷派勢力増大に危機感

桐谷派潰そうとするも
  • 秘密党員名簿がない
  • 宣誓書もない
  • 秘密命令書もない
  • 明確な謀反行為もない
   摘発不可能 人間関係と信用網で成り立つ勢力



《
16》桐谷倍達自身の立場

倍達本人は、
「派閥など作った覚えはない」
「仕事のできる者を使っているだけだ」

という態度を取る。

   派閥勧誘せず、

 真の有能者達の 信頼網による組織

派閥を否定する人物の周囲に最大派閥が形成
 

《
17》陸海軍協力体制

倍達 第一に取り組んだ事項

 陸海軍両軍 共同作業制度制作

最初期共同化分野
  • 港湾
  • 鉄道
  • 石油
  • 弾薬
  • 食糧
  • 輸送船
  • 修理
  • 無線
  • 気象
  • 航空
  他  

《
18》陸海軍人事交流
  •  
  • 陸軍将校を海軍機関へ
  •  
  • 海軍士官を陸軍参謀系統へ
  •  
  • 航空関係者を相互派遣
  •  
  • 輸送・鉄道・港湾研究へ派遣
「海軍にも話の分かる奴がいる」
「陸軍にもまともな奴がいる」
という個人的な信頼関係を作る。  

《19》
.合同演習

1910
年代から小規模に始め、

1920
年代には陸海軍合同演習を定例化。
  • 上陸
  • 港湾防衛
  • 輸送
  • 船団護衛
  • 航空偵察
  • 沿岸防衛
などを
共同実施する。
評価は、 「陸軍が勝った」「海軍が勝った」 ではなく、
  • 情報伝達時間
  • 輸送成功率
  • 燃料消費
  • 損耗
  • 補給遅延
  • 連絡不能時間
などで
行う。




《
20》早期の 陸海軍共通規格
  • 無線
  • 地図
  • 気象情報
  • 輸送票
  • 燃料容器
  • 荷役規格
  • 航空識別
  • 通信手順
  な
どを共通化

   陸海軍の協力しなければならない体制を造り込む
   

《
21》1940年1月の完成形

1940
年1月以前
  • 兵卒
  • 下士官
  • 若手士官
  • 中堅士官
  • 参謀
  • 技術者
  • 官僚
  • 工廠
  • 鉄道
  • 通信
  • 陸海軍共同組織

  新大本営系または新大本営に好意的な人間が大量に存在
しかし大多数は、

  「新大本営」という巨大組織の一部 大改革の組織員と云う認識では無い
1940年1月首脳部 総入替時 全体が新大本営組織の存在認識
   新大本営 軍首脳部掌握は、

1940
年1月 軍大革命ではなく、1910年から30年間かけて軍内性質其の物を別の組織へ変質させた構造
 





 

⚫️物語 枢軸 戦費調達計画

桐谷剛三(桐谷流 始祖) 対世界金融政策



1934年以前
 独経済借入金

 
《1》1924ー1929年: 借入金膨大化

1924年      ドーズ案 8億マルク 国際融資(米国が主な取引先)

1924年ー1929年 米投資家 独債買漁 連邦・州・市・企業 凡ゆる債権

1929年      ヤング案 更に3億マルク

 
(此の時期の流入 累計60億ドル) 
 

《2》1931年:  停止

1931年5月    澳  クレディットアンシュダルト 破綻

1931年7月    独  ダナート銀行 破綻 (銀行危機)

1931年7月    為替管理開始(外貨持出禁止)

1931年9月    スティルハルテ協定 ー 短期債務凍結 引上追加不能
 

《3》1933年ー1934年: 債務踏倒

1933年6月    一部支払 停止

1934年8月    長期債務送金 全面禁止 = 事実上 債務不履行

1934年9月    シャハルト「新計画」二国間現物決済切替




⚫️ 物語 軍基地 軍需工業地帯 住宅団地

    八姫軍事基地都市・住宅計画

《1》
八姫市の基本設定
八姫市は、帝国最大級の軍事基地・軍需工業地帯として1920年代から計画的に開発された軍都。 物語世界では日本の工業力・国力が史実のおよそ2倍まで発達しており、八姫には、

  • 陸軍基地
  • 航空基地
  • 軍需工場
  • 航空工廠
  • 通信施設
  • 兵站施設
  • 研究施設
  • 鉄道施設
  • 商業施設
が集中 そのため、基地勤務者だけでなく、軍需工場労働者、鉄道員、商人、運送業者、飲食業者、医療関係者、その家族などが大量に流入する。 八姫市人口 1940年前後の人口:約30万人 平均世帯人数:約5人 一般世帯:約6万世帯 このうち、軍需工業化・基地拡張による増加人口を約20万人とする。 必要となる新規住宅は、4,3000戸。  

《2》 八姫軍都住宅計画
八姫市では、軍需工場、鉄道駅、軍事基地の周辺に計画住宅地区を建設する。 巨大な一つの住宅街を作るのではなく、 3,000~5,000戸級の大型住宅区を約10地区 その周囲に、 500~2,000戸級の中小住宅区 を配置    

《3》 住宅の種類
八姫軍都では、一種類の住宅を大量に並べるのではなく、所得・職業・家族構成によって住宅を分ける。
①
戸建・二戸一住宅
主な居住者:
  • 将校
  • 技師
  • 熟練工
  • 管理職
  • 家族持ち職員
木造住宅も残るが、八姫では防火上の理由から、 鉄筋コンクリート造または耐火構造・モルタル仕上げ の比率を高くする。 小庭を持つ住宅を基本とする。  
②
テラスハウス・長屋型住宅
住宅全体の約35%。 主な居住者:
  • 一般工員
  • 鉄道員
  • 商業従事者
  • 若い家族
1戸あたり約15坪、約50㎡。 標準間取り:
  • 6畳
  • 4畳半
  • 台所
  • 玄関
  • 便所
  • 小庭
浴室を持たない住宅もあり、住宅区中央の共同浴場を利用する。  
③
鉄筋コンクリート集合住宅
住宅全体の約20%。 主として、
  • 駅前
  • 工場周辺
  • 基地周辺
  • 官舎地区
に建設する。 基本は3~4階建て。 エレベーターは設置しない。 階段室型集合住宅を基本とする。 外壁は白色または灰色のモルタル仕上げ。  
④
独身者住宅・寄宿舎
住宅全体の約10%。 主な居住者:
  • 若年工員
  • 独身鉄道員
  • 軍関係職員
  • 技術者
食堂・浴場・洗濯施設などを共用化する。  
⑤
中堅工員・下士官・技師住宅
約20坪。 2DK以上を基本とする。 設備:
  • 台所
  • 居間
  • 6畳
  • 4畳半
  • 水洗便所
  • 小庭
  • 一部住宅には浴室
一般工員住宅より一段上の住宅として位置づける。  

《4》住宅区の基本構造
八姫の住宅地区では建物間隔を広く取る。 目的は、
  • 採光
  • 通風
  • 火災延焼防止
  • 防空
  • 避難
  • 子供の遊び場確保
である。 住宅を密集させるのではなく、 住宅群―公園―学校―商店街―防火帯 を組み合わせる。  

《5》大型住宅区の標準形
標準モデル: 八姫南部第一住宅区 完成:1937年 敷地:約120ha 人口:約1万5,000人 住宅:約3,200戸 内訳:
  • 戸建住宅 700戸
  • 二戸一住宅 800戸
  • テラスハウス・長屋 800戸
  • RC3階集合住宅 600戸
  • 独身寮 300戸
 

《6》住宅区の公共施設
人口約1万3,000~1万5,000人規模の住宅区には、次の施設を設置 教育
  • 小学校 1校
  • 中学校 1校
  • 幼稚園
  • 託児所
医療
  • 診療所
  • 母子診療施設
  • 救護所
商業
  • 米屋
  • 八百屋
  • 魚屋
  • 肉屋
  • 雑貨店
  • 理髪店
  • 食堂
  • 日用品店
これらを集めて住宅区中央に小規模商店街を形成 公共施設
  • 郵便局
  • 駐在所
  • 消防詰所
  • 集会所
  • 配給所
  • 公園
  • 運動場
  • 児童遊園
生活施設 共同浴場:約5か所 共同洗濯施設 娯楽室 集会所  

《7》防空都市としての八姫
八姫住宅計画には、防空思想を最初から組込 基本思想は、 「攻撃を受けない都市」ではなく、「攻撃を受けても機能停止しない都市」   防空設計 住宅棟の間隔を広く 幅30m級幹線道路を数百m間隔で配置。 道路、公園、学校校庭、運動場を防火帯として利用 住宅区ごとに地下共同防空壕を設置 標準的な共同防空壕: 約1,000人収容 大規模空襲時には学校・公園・地下施設を避難拠点として使用  

《8》交通と住宅の一体整備
八姫では、 軍需工場―住宅―鉄道駅―基地 を一体として都市計画 例: 八姫駅
↓
工業地区
↓
第一住宅区
↓
航空工廠
↓
第二住宅区
↓
陸軍飛行場
これらを、
  • 国鉄
  • 軍用鉄道
  • 路面電車
  • バス
  • 軍都バス
で結ぶ。 住宅地から勤務先まで長距離徒歩を必要としない都市構造  

《9》八姫市住宅政策の歴史
八姫の住宅政策は、 同潤会型集合住宅
↓
国民住宅政策
↓
軍都住宅営団
という流れで発展したことにする。 1920年代から八姫周辺で計画住宅建設を開始。 1930年代前半から「軍都住宅営団」型の大量住宅建設に移行。 1935年以降は、 年間約4,000戸 を建設。 1940年前後までに約4万戸の計画住宅を整備  

《10》八姫基地軍人居住施設
民間住宅とは別に、基地内部には軍人専用居住施設を建設 八姫基地は、 「帝国軍最大・最高水準のモデル基地」 であり、 兵舎・下士官宿舎・士官宿舎についても他基地より設備水準が高い。 軍人総数:約2万人。  

《11》八姫基地の軍人構成

階級

人数

将官        20

佐官       180

尉官
                            800

准士官
                        400

曹長
                            800

軍曹
                          1600

伍長
                          2000

上等兵
                      3200

一等兵
                      5000

二等兵
                      6000

合計
                                  2,0000

大分類:

士官以上:約
1,000人

准士官・下士官:約
4,800人

兵卒:約
1万4,200人

八姫は一般歩兵基地ではなく、
  • 航空
  • 通信
  • 整備
  • 教育
  • 兵站
  • 研究
を担当する総合基地である為、通常部隊より士官・下士官率がやや高い。  

《12》兵卒兵舎
鉄筋コンクリート造3階建。 1棟:約400人収容。 標準的な兵卒室: 16人室 設備:
  • 鋼製単人寝台
  • 個人収納
  • 洗面所
  • 便所
  • 内務班事務室
  • 被服庫
  • 装具庫
  • 乾燥室
  • 暖房設備
浴場は建物内または中央共同浴場を利用 古参兵・上等兵については6人程度の小部屋を用意する場合在り  

《13》下士官宿舎
独身下士官は兵卒とは別棟。 鉄筋コンクリート造3階建 1棟:約180人。 居室: 伍長 4人室 軍曹 2人室 曹長 1人室 設備:
  • 共用談話室
  • 食堂
  • 浴室
  • 洗面所
  • 洗濯室
  • 乾燥室
職業軍人である下士官を長期勤務させるため、兵卒兵舎より大幅に居住環境を改善  

《14》独身士官
独身士官は原則1人1室。 尉官を中心に、
  • 洗面設備
  • 暖房
  • 共同浴室
  • 食堂
  • 士官談話室
を備え 将官・佐官および一部高級尉官については別途官舎を使用  

《15》 既婚下士官住宅
既婚下士官は基地外周の軍人住宅区に居住 鉄筋コンクリート造または耐火構造住宅。 一般工員住宅より設備水準を高く 基本設備:
  • 台所
  • 居間
  • 6畳
  • 4畳半
  • 水洗便所
  • 小庭
  • 一部浴室
 

《16》八姫基地宿舎群
独身下士官以下約2万人を収容できる大規模宿舎地区を整備 兵舎・宿舎だけでなく、
  • 食堂
  • 浴場
  • 洗面所
  • 洗濯所
  • 乾燥室
  • 被服庫
  • 診療所分室
  • 管理室
  • 防空施設
  • 上下水道
  • 暖房
  • 電力
  • 消防設備
  • 道路
まで含めて一体整備 延床面積: 共用施設を含め、1人あたり約15㎡。 2万人で、 約30万㎡  

《17》八姫基地軍人住宅・宿舎建設費
物語上の換算: 1ドル=1円=現代約1万円 独身下士官以下宿舎群 建物本体:約380万ドル インフラ・共同設備を含む総建設費: 約450万ドル 年間維持管理費: 約9万ドル 建設費の約2%を維持・修繕費   士官・既婚下士官住宅など 総建設費: 約750万ドル 年間維持費: 約12万ドル   八姫基地軍人居住施設全体 総建設費: 約1,200万ドル 年間維持費: 約20万~21万ドル これによって約2万人の軍人とその家族を支え 八姫基地は、 「帝国軍最高水準の生活・衛生・防火・防空設備を持つモデル基地」  

《18》八姫の景観
市中心部
  • 白色または灰色のRC3~4階建て集合住宅
  • 商店街
  • 学校
  • 診療所
  • 公園
  その外側
  • 二戸一住宅
  • テラスハウス
  • 小庭付き住宅
  • 街路樹
住宅区中央には煙突を持つ共同浴場。 遠方には巨大な軍需工場と航空基地。 さらに鉄道・路面電車・軍都バスが住宅地区と工業地区を連結 外見的には、 「昭和30年代の団地を思わせる計画都市だが、建物は低層で、瓦屋根・長屋・共同浴場が多く、明確に戦前日本の都市」 という景観  

《19》八姫住宅地区名称
候補:
  • 東八姫住宅区
  • 西八姫住宅区
  • 南八姫住宅区
  • 北八姫住宅区
  • 和泉森住宅区
  • 鵯鳥住宅区
  • 江原住宅区
  • 岩川住宅区
  • 立山住宅区
  • 短房住宅区
  • 館翔住宅区
  • 門田住宅区
  • 北大沢住宅区
  • 五谷住宅区
  • 建川住宅区
  • 城谷住宅区
  • 恩型住宅区
  • 江口住宅区
  • 絵原住宅区
  • 桑住住宅区
  • 油井住宅区
  • 内越住宅区
  • 南乃住宅区
  • 八國住宅区
  • 麻川住宅区
  • 輌男住宅区
  • 高尾川住宅区
  • 柚木住宅区
  • 末谷住宅区
  • 外山住宅区
  • 宮下住宅区
  • 元八姫住宅区
  • 別所住宅区
  • 下柚木住宅区
  • 梅期住宅区
  • 鏡水住宅区
   

《20》八姫基地都市の位置
八姫は単なる巨大基地ではない。 軍事・工業・住宅・交通・商業・教育・医療を一体として計画した、日本最初の本格的軍事計画都市 という位置づけ 八姫で確立した方式は、その後、
  • 立川
  • 横須賀
  • 呉
  • 舞鶴
  • 豊橋
  • 浜松
  • 各航空基地
  • 各軍需工業都市
へ応用 八姫基地都市 「軍事基地都市開発の雛型」新大本営が後に全国的な国土防衛・工業都市政策を行う際の実験都市





、